「JAPOW」と言う言葉をご存知でしょうか?
JAPOWとは、日本のパウダースノーのことです。
世界的に注目を浴びています。
住んでいる身近な場所が
世界トップレベルと言われる理由は何か!
について調べてみました。
いい雪質について
世界中でいい雪、いい山はたくさんありますが、
ニセコの様に、チャンスが多いって言う場所が
世界的に見てもあまり少ないとの事。
ニセコの雪は、
- 内陸と違って湿度が高い
- 適度にな湿度で滑った時の浮力があり雪に潜り込まない
- ニセコは毎日適度に雪が降る為、コンスタントに良いコンディション
なぜそのような雪質になるのか
シベリアから吹く冷たい空気(偏西風)が日本海を越えてくる際に、
多量の水分を含み偏西風に乗って雪となる。
この水分を含んだ空気が雪雲となり、
北海道の西岸に多量の降雪をもたらす。
北海道西岸にはちょうどニセコ連峰があり
そこで雪雲がひっかかりるかたちとなり降雪。
冷たい気温の相乗効果で適度な水分を含んだ
極上のパウダースノーとなる。
他にいい雪はもっとあるのでは?
北海道で言えば、富良野や十勝地方は、
ニセコより更に低温で乾燥した空気の雪の為、
もっとさらさらのパウダースノーが降ります。
しかし、乾燥し過ぎた雪は軽くて浮力がないので、
スキーで滑ると深く潜ることになってしまいます。
カナダやシベリアで言えば、
いい雪質で降る時は、大量に降りますが、
一度降っても1週間降らなかったりするので、
そこを滑ると雪面が徐々にガタガタになります。
その上に乾燥した雪が積もると雪に浮力がない為、
荒れた雪面にスキーなどがぶつかり滑りづらい
コンディションがコンスタントに良いとは言えません。
いつも新鮮な雪質を滑る事チャンスが多いと言えます。
アクセスが良いのも1つの理由
なども人気の1つといえます。
北海道に住んでいると、雪は日常的なもの
市街地でも気温がマイナス10度になれば、
さらさらのパウダースノーは積もります。
当たり前の日常が、実は世界トップレベルの品質!
冬が嫌だなぁと思っていた時期もありますが、
このことを知ってから冬や雪を見るのが、
とても楽しくなりました。
身近な素晴らしさに気がつくと、
生活や考え方も良い方向に変わっていきますね!